恋の寿命

恋の寿命

日記

10/11

何をもって「ファン(担当)」になったと言えば良いのか未だに分からないのだけど、一つ区切りとしてあげるなら、今年の夏の初め、ジャニーズJr.のファンクラブ「ジャニーズジュニア情報局」に登録をしたことかもしれない。春にHiHi Jetsがシアタークリエで行なっていたジャニーズ銀座のライブ映像が見たかったから、というのが理由だった。アイドルのファンクラブに入会したのは初めてだった。

 

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ツイッターで一番最初にHiHi Jetsの名前を呟いていたのはこの時だった。

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え?まさかのYouTube出?(自覚なかった)

ちなみに、これは、3月21日なので初回の動画(3月20日更新、HiHi Jets、まずは企画を考えます!【始動】 - YouTube)を見てのツイートと思われる。他のグループも初回の動画は見ていたけれど、それに触れているツイートが残っていたのはHiHi Jetsだけだった。

 

ツイッターを遡ってみると、ここを皮切りにHiHiのことを呟く回数が増え、ずぶずぶとHiHiの沼にハマっていく様子が見られたのだけど、その前に、そもそもどうしてジャニーズJr.チャンネルを見ようと思ったのかを書いておこう。

私が自分の生活に何の接点もなかったジャニーズJr.に興味を持ったきっかけは、King & Princeのデビューだった。めちゃくちゃ最近の話だが、逆に言えば、それまではそもそもジャニーズ自体にあまり関心を持っていなかった。

 

思い出せる限りの記憶の中で、私が最初にジャニーズと触れたのは、クラスの女の子の家に遊びに行った時に彼女の家のテレビで流れていた嵐の映像だったはずだ。

嵐世代の私は、小さな頃から身近に必ず嵐のファンがいた。小学生の頃から現在も、少なくとも1クラスに1人は嵐担がいる。私と同世代の人は、ジャニオタであろうとなかろうと、みんな一度は「嵐の中で誰が好き?」と聞かれた経験があるのではないか。しかし、芸能人に全く興味のなかった私は、みんなが話す嵐の話題を右から左へ聞き流したまま中学生になった。

中学に上がると、キスマイブームが来ていたらしく、クラスのハイカースト女子はみんなキスマイが好きだった。ちなみにこのキスマイブームは世間的にもそうであったのか、それともうちの中学だけの話なのかはよくわかっていない。とにかく私の中学では華やかな女の子たちはみんなキスマイが好きだった。

一方私はというと、相変わらずアイドルどころか芸能人にまったく興味を持たないまま中学生活を送っていた。そんな時、中3の春に偶然ドラマで見た俳優と運命の(?)出会いを果たし、生まれて初めての推しができる。しかし、彼は当時知名度がなかったため、クラスメイトから好きな芸能人を聞かれる度に正直に推しの名前を答えては「誰それ?」という顔をされ、心の中で泣くのがオチだった。

そんな私も高校生になると、アイドルを見るようになる。というのも、その頃からようやく音楽番組を見るようになったからだ。お目当てはまたまったく別のジャンルだったのだけれど、それでも少しずつジャニーズが目に入るようになり、個人が分かるようになるとバラエティへ出演している時などにも認識できるようになって、テレビの世界の解像度が上がった。

ちなみに、その頃、きっかけはもう思い出せないけれどセクシーゾーンチャンネルを見るようになって、セクゾにハマりかけはしたものの、その後すぐに3人体制になり、聡マリがいないのが無理すぎて結局茶の間に終わったという過去があります…。

 

そうして、それから数年の時が流れ、2018年1月キンプリがデビューを発表。

それに興味を持ったのは、単純に、ジャニーズグループがデビューする瞬間というものを見るのが初めてだったからだ。

実際には、私が生まれてから何グループもデビューしているはずなのだが、テレビに興味がない期間が長かったため、気づいたらデビューして売れていた…という印象しかなく、きちんと認識したのは初めてだった、という意味だ。

キンプリのことを全然知らないくせに、すごいスターになるのであろう人たちのデビューの瞬間を見られるということにわくわくしたのかもしれない。

これはその時の私。

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正確にはデビューではなく、デビュー発表会見だけど、この頃そんな間違いには気づいていない。

大学に入ってから知り合った先輩が岸くんのファンだったことから、かろうじて岸くんは知ってる…くらいの感じで、え?!あの岸くんがデビューするんですか?!すごい!!と思った記憶はある(もちろんこの時、岸くんの知識はほとんどない)。

 

また、その頃よく一緒にご飯に行ったり出かけるようになっていた友人が、関ジュ担であることが偶然発覚する。ここで一気に関ジュの知識が増えた。今度デビューするキンプリの平野くんと永瀬くんはもともと関ジュだったとかいう話も聞いて、Jr.担って大変なんだなあ…と思ったりした。

さらに、当時よくお話し相手になってくれていたフォロワーさんからも、キンプリやJr.(こちらは東京がメイン)に関することをいろいろ教えてもらい、勉強した。その節はありがとうございました。

 

私自身がいままで興味のなかったジャニーズに少しアンテナを張るようになると、意外と周りにもジャニオタさんはたくさん生息していることを知った。Jr.担にもちょこちょこ出会った。関西担ばかりだったけど。

 

そんな時期に、タイミング良くJr.のYouTubeチャンネルが開設された。そして冒頭のツイートに戻るというわけだ。

 

このへんが4月のツイート。

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いまHiTubeの再生回数がどうのこうのと一部で言われているけれど、私的にはHiHiの動画がダントツで一番面白いと思っていたので、毎週の楽しみだった。

 

同じ頃に少クラも見るようになったのだけど、初めてジャニーズJr.に触れた私にとって、Jr.の数は多すぎて、そんな中で「YouTubeで気になった子たち」はひとつの目印にもなり、特に注目して見るようになった。

 

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私にとって歌声が好きか、というのはめちゃくちゃ大事なことだったので、このツイートからこの時点でかなりポイントが高かったよう。

 

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HiHi Jetsが歌っているのを見てこれは良い!と思った、一番古い記憶の曲が少クラのDestinationだった。

この辺からなんとなく作間くんに目が行くようになるのだけど、そうは言いつつも、入りからだいぶ強めの箱推しで、選べないくらい5人とも好きだな??の感情だった気がする。

 

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また、ガラスの10代もとても印象的だ。5人ともすごくかっこよかったんだけど、衣装をひらひらなびかせながらローラーで滑る作間くんはとても美しくて目が離せなかった。

 

その後、噂には聞いていたJet時代のYes!やOne loveに出会う。興奮からか、ものすごい連投ツイートをしていたので、ここではひとつだけ。

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「スーパーヒーローになります」今でも泣いてしまう。なんでなんだろう。優斗くんの口から出るスーパーヒーローという言葉が大好きで、すごくきらきらしていて。なんの汚れもなく、あまりに真っ直ぐで、18歳の男の子がこんなにイノセントなままであり続けられるわけが無いのに、どうして優斗くんはそれができてしまうんだろう、と本気で考えた。

https://twitter.com/hihi_zd/status/1024719469283659776?s=21

 

5月に入る頃には、今と対して変わらないことを言うようになっていた。

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ここから先はもうそれはそれはすごいスピードでHiHi Jetsにハマっていき、HiHi Jets中心の生活になった。

ちょうどクリエの公演をしていたので毎日のようにツイッターでレポを読んだ。だぁ〜くねすどらごんの存在を知り、ますます彼らへの興味が大きくなった。

もっともっとHiHi Jetsを知りたい。HiHi Jetsの話を思う存分にしたくて、5月12日アカウントを作った。

 

クリエが終わり、情報局にライブ映像が公開された。

この映像を見るまで私はHiHi Jetsが歌っているところを少クラでしか見たことがなかった。私はそれらがとても好きで何度も繰り返し見てはその度に好きの気持ちを高く高く積もらせていたので、正直局動画への期待はものすごく膨れ上がっていた。だけど、それは、期待を裏切らないどころか、想像していた何倍も何十倍も楽しいものだった。とにかく、楽しい。ただただ楽しい。30分のダイジェストが一瞬だった。それを見ている30分は何をしている時より早く感じた。毎日毎日、自分でもよく飽きないなと呆れるほど見続けた。

 

見ているうちに、自分もHiHi Jetsのライブに行ってみたいと思うようになった。行って、確かめたい。自分がHiHi Jetsに対して感じるこのワクワク感が本物なのかどうか。

2月から6月まで動画やテレビではたくさんHiHi Jetsを見たけれど、私にはまだJr.担をする自信がなかった。だから、現場に行ってみて、自分の目で見て肌で感じて考えよう、と。ちょうど次の現場はもう決まっていて、しかも倍率は低く簡単にチケットを手に入れられる状況だった。絶好のチャンスだったわけだ。

 

しかし、私にとってJr.の現場はとてもハードルが高いものだった。これまでアイドルの現場には行ったことがない。笑われるかもしれないけれど、ペンライトのつけ方や振り方がわからなくて戸惑うような人間なのだ。

雰囲気がわからなくてこわかった。女性しかいないライブ会場なんて行ったことがない。今までライブに参戦する時は、グッズのTシャツに、動きやすさ重視のパンツ、人に踏まれることも逆に人の足を踏むことも考慮したスニーカー、会場に入る時は手ぶらで身一つ、髪は始まる直前に下の方でひとつにまとめる(凶器になるので)。どちらかというと戦闘態勢を整えるという感じで、おしゃれをしていく場ではない。雰囲気が正反対であることはさすがに私でもわかる。

だけど、その頃には、不安とか怖いとかよりも、行きたい気持ちの方がはるかに上回っていたのだろう。

若干の怯えを拭いきれないままではあったけれど、HiHi Jets東京B少年とともに応援サポーターを務めるサマーステーションに行くことを決意した。

こうして、ついに、20歳目前、ジャニーズの世界に足を踏み入れたのです。

 

 

そして。

EXシアターから出てきた私は呆然としていた。

ああこれは敵わない…もう戻れないところまで来ている…めちゃくちゃ好きだ…。この先のHiHi Jetsを一瞬でも見逃したらきっと後悔する。

HiHi担になるしかない。

 

 

夏休みが終わる頃、久しぶりに関ジュ担の友人に会い、サマステとDREAM BOYSに行った(オタクすると決めたら早い)ことを告白した。

一度だけ「作間くんがかっこいい」と言ったことはあったけれど、私はいつも彼女の話を聞くばかりで自分がHiHi Jetsを好きでいることは言ったことがなかったので、その友人は大きく戸惑い、驚き、そして「ようこそ」と笑った。

 

 

ジャニオタ一年生、不慣れなことも、道理に暗いことも多々ありますが、お手柔らかによろしくお願いします。