恋の寿命

恋の寿命

日記

6/13

CM NOWを買った。リハウスの作間くんが載っているらしく、CM放映が終わって寂しいという一心で。この雑誌を買ったのは、2、3年前に菅田くんが表紙を飾った時と、菅田くんがCM関連のなにかのランキング(読者投票だったかな…?実家にあるので確認できない)で一位を取り直筆コメントが載った時以来だったのだけど、本屋でそのことを思い出しながら、もしこれが作間くんではなく菅田くんだったら、私はたった1ページのために1600円の雑誌を買っただろうか…と考えた。答えはおそらくノー。全てを買っていたらキリがないから何を買って何を諦めるのか線引きをしようと高校生の時に自分で決めたルールに従うだろう。その線引きの結果、きっとこの場合は買わない。選んで買うほどの“特別”側に入らないから。菅田くんのオタクとしては特別でも何でもなくなっていることがハイハイに対してだと特別に感じることができる、これが私は本当に嬉しくて幸せ。

私がオタクとしての自分を語るには、菅田くんを好きだという前提がどうしても外せず、今回も菅田くんの話から入る。私は彼のことを古くから知っているというわけではなく、どちらかといえば新規の部類に入るくらいなのだけど、私が応援するようになってからの数年間だけでも彼はものすごい躍進を見せ、芸能界のスターダムへと駆け上がった。この大躍進のちょっと前、周りの人からお前は生き急いでいると言われるがそうではないのだとブログ*1に綴っていたのが強く印象に残っている。認知度が全国版になり始めた数年前、電車の中の小さな広告に菅田くんを見つけるとものすごく嬉しくて周りの目を気にしながら写真を撮ったけれど、今じゃ菅田くんは街中のどデカイポスターの中にいて、菅田くんってすごいんだなあ〜と私はそれを下から眺める。

色んなことが“特別”じゃなくなった。雑誌で表紙を務めることも、主演映画が公開されることも、テレビのバラエティ番組に出ることも*2菅田将暉という名前にルビが振られなくなったことも、日本を代表する俳優と言われることも、菅田くんが何かするたびにネットニュースになることも、何日も連続でめざましテレビのエンタメコーナーに取り上げられることも(もちろん毎回異なるトピック)、菅田くんがいないところでテレビの中の芸能人が「菅田将暉っぽいね」と言うことも、、、そして新しいお仕事が発表されることも、知らん間に普通のことになった。時々思い出したように、ちょっと前までこんなんじゃなかった*3と言う私自身も、作品を見て感動することはあっても、その作品の情報解禁くらいじゃいちいち驚かなくなった。

そんな風になっていた私に、新しいドキドキをくれたのがHiHi Jetsだったような気がする。今私は、HiHi Jetsのちょっとしたことでめちゃくちゃ一喜一憂するカワイイオタクだ。一喜一憂というのは、オタクとしてこうありたいという自分の理想と現実とのギャップに病んだり逆にオタクサイコー!と昂ぶったりすることもそうだが(何ならこの日記に書くことはそういった類の話が多いのかも…)、それだけじゃなくて、ハイハイの新しいお仕事やハイハイのジャニーズ内での立ち位置のことで感情がジェットコースターのように上がったり下がったりするというのも含まれている。安定とはかけ離れているジャニーズJr.を応援することは、様々なことに振り回され、それがしんどくもあり、楽しくもある。うん、楽しい…!

 

ハイハイのことを見ながら菅田くんのことを考えるばかりだったのに最近はその逆も多い。東京にある菅田くんのでっかい広告を見て、これがハイハイなら泣いちゃうだろうなと思ったり、菅田くんが10代の時の話をしているのを聞いて、今その年齢のハイハイはどうだろうと思いを馳せたりする。

昨日、ドラマ出演という嬉しいニュースに対してのモヤモヤを吐き出してしまったことをちょっぴり反省していたのだけど、あんな風に思ってしまうのは、私が菅田くんを見ているからだろうなぁと思った。だって菅田くん、プライベートで知り合ったパタンナーと友達になって、その友達の友達みたいな感じで服飾を職業とする友達がどんどん増えて、そのメンバーで雑誌の表紙巻頭で菅田くんが着る衣装を作っちゃうんだよ*4。そんなことできる…?音楽活動だって、米津さんやひゅーいくん、柴田さんなどなど音楽を生業とする人たちから、菅田くんの音楽への熱い思いを買われて楽曲提供してもらうの*5。ふたりで部屋にこもって、こうでもないね、ああでもないね、あっそれかっこいいんじゃない?とか言いながら制作しましたって言うの。なにその青春。遊びを仕事にできる人なんてほんの一握りだと分かっているのに、この自由な空気をずっと見ているせいか、ドラマの件を窮屈だなと思ってしまったのかもしれない。…かもしれないっていい加減だけど。。

そして、それと平行して、俳優業でもきちんと評価されて、数々の映画賞を受賞。すごく当たり前のことだけど、ちゃんと見てもらえる場がなければ評価してもらうことはできないし、反対に、評価をもらうことがちゃんと見てもらえるきっかけにもなる。Jr.がどさっと出るドラマ仕事はそれとはあまりにかけ離れていて、その現実に茫然とした。もうなんか、このままだとどうしようもないな〜…って。まあどんなお仕事でも無いよりはあった方がいいに決まっているのだけど、どこかすっきりしなくて。。オタク経験値が菅田くんファンとしてのものしかないから、菅田くんのファンとしての感覚が抜けず、えーーっと思ってしまったのです…(ひどい言い訳)

だけど、その感覚が残ったままだからこそ、アイドルならではのキラキラを振りまいているHiHi Jetsを目撃した時、その眩しいほどの光を存分に浴びて、うわ〜〜〜〜っと感動できるのだろうな、とも思う。ローラースケートを履いてガシガシ踊るアイドルに夢中になる時間、すっごく楽しい。作り込まれた物語と現実世界のちょうど真ん中あたりにいるアイドルが、こっちに近づいてきたり離れたりしながら、夢の世界に連れて行ってくれるのは初めての体験だった。アイドルってすごい。ジャニーズってかっこいい。

 

 

菅田くんに対して「嬉しい!」と思えなくなっていたことも特別に感じられること。

そして俳優とは全く別物のアイドルの世界。

“菅田くんと掛け持ちをする私がハイハイのオタクをしていて楽しいこと”としてこの2つの話をしようと思っただけなのに、びっくりするくらい文才がなくて、まとまりのないただのお喋りになってしまった…。おしまい。

 

 

*1:2016年3月に閉鎖された菅田くんのオフィシャルブログ

*2:好きになったばかりの頃、菅田くんに出てほしいと言っていた番組のうちまだ叶っていないのはアナザースカイだけ。しゃべくりに出たとか、A-Studioに呼ばれたとか、情熱大陸で密着されたとか、そういう初めてのことが嬉しいものでしょう?

*3:世間の人からは一気にこの地位まで来たと思われているかもしれないけれど、ファンからすればちゃんと段階を踏んでいる。

*4:プラスアクト2019年2月号

*5:2019年7月10日に2ndアルバム「LOVE」が発売されます!