恋の寿命

恋の寿命

日記

10/12

▽年下のアイドル。

アイドルを好きになるのに年齢は関係ない。アイドルを好きでいるわたしの年齢も、アイドルの年齢も。HiHi Jetsのファンでいたいと思った時、その気持ちは、年上のアイドルやタレントを好きだと思う気持ちと同じ種類のものだと思っていた。私が生きるには到底不可能な世界で自らの足を使い道を切り開いて夢を追いかけるアイドルを、尊敬と憧れと敬意を持って信奉する。年下だから、可愛がる、守ってあげたいと、ペットを育てたいわけでもなければ、自分の世界に閉じこめたいわけでもない。その気持ちは、アイドルが年上だからとか年下だからとかで変わらない。だけど、年下への憧れは、年上への憧れにくらべ、とても残酷で、無慈悲だなと思うようになった。

年上に対する憧れは、自分もそうなりたい、近づきたい、とそう思うからで。ポジティブで健康的な気持ち。だけど、年下へは違う。自分はこうはなれなかったという、どこかネガティブな気持ちを孕んでいる(少なくとも、私は)。自分が彼らの年齢の時には彼らのように自らの力であんな青春を作り上げていくことなんてできなかったし、仮に今あの時に戻れてもそんな面倒なこときっとできない。パワーがいるものだ。そもそも時間を巻き戻すなんてこと自体ができないので、どうしようもない。つまり、年下の憧れのアイドルの前で、私はどこか敗北感を感じている。悔しい。だけど、それが死ぬほどかっこいい。自分にはできなかったことを、やってくれるから、青春の追体験として、わたしは彼らを追いかけたいと思ったのかもしれない。年下のアイドルに憧れることはやめられない!

一方で、そんなHiHi Jetsも、ライブのMCやHiTubeでは、私の経験してきた学生生活の中に存在しそうな、普通の男の子感を出す。自分たちが楽しいだけでなく、見ている人たちを楽しませようとするのを前提にしているお喋りだから、まったく同じとはもちろん言わないけれど。でも、メンバー同士で笑いあう時の目尻や口元、つっこみを入れるときの力加減、驚いた時のリアクション等々は、素の表情と受け取っても良いんじゃないかな、と思っている。その5人の雰囲気が大好き。当たり前だけど、もう私は高校生にはなれないから、そうやって男子高校生(と大学1年生)がぎゃあぎゃあ楽しそうに話しているところを見る機会なんてないわけで。そういうのも、年下アイドルの楽しいところで、アイドルに夢を見させてもらってるなと思う。ありがとうね。

 

▽この日をずっと待っていた…!今日は少クラ!Shake it upもbaby goneもHiHi Jetsは最高のHiHi Jetsを用意してくれていて、言葉にならない。大好き!HiHi Jetsがこんなにもかっこいいことが誇らしい。HiHi Jetsがたくさん歌うからキスマイの曲がどんどん好きになる。

HiHi Jetsを見ていると、10代のギラギラと20代30代のギラギラはまったくの別物だと感じる。HiHi Jetsから発せられるギラギラが10代特有のものであるから、きっとこんなにも魅了される。もちろん、おとなが放つ、強くて揺るがなくて光に飲み込まれそうになるギラギラも大好きだ。かっこよくて、強いという優しさを感じるのが気持ち良い。対して、10代のギラギラはまるで違う。とても強気で俺たちが世界で一番強いとでも言うような顔をしているのに、綱渡りをしているような危うさを持つ。一歩間違えれば、バランスを崩しそうな。その危うさというのは自意識との戦いなのかなと思う。そして、それが張り切った時に出る全能感がひりひりして最高に好き。実際は、私の見えないところで努力して苦労して様々なことを我慢して時には犠牲にしているのかもしれないけれど、パフォーマンス中のあの空気が本物だと信じている。ああ、ずっと見ていたい!