恋の寿命

恋の寿命

日記

わりと大きめの自己嫌悪で死にそうになっていた。具体的な出来事を隠して話すから曖昧な言い方しかできないけれど、とにかく自分が大嫌いだった。その週ちゃんと学校に通ったのは一日だけだった。金曜日を最悪な形で終わらせてしまい、一週間分落ち込んだ。なんでこうなんだろう。自分から「信用」がどんどん削り取られていって、細くなって、このままでは最終的に自分がなくなってしまう。

(略)

駅のベンチに座りながら、うわあどうしよう…と泣きそうになるのを必死に我慢した。周りにはサラリーマンや同い年くらいの大学生などたくさんの人がいる。人前で泣くのだけは絶対にいやだ。そんな風に頭も心もぐちゃぐちゃになりながらそれらを打ち消すように、いつものようにツイッターを開く。その日は、大好きなアイドルが音楽番組に出演する日だった。目に入ってきたTLは明るい。Mステなんて見る気になれないと思いながらだらだら時間をかけて帰宅した。
でもやっぱり彼らが私の光であることは間違いなくてテレビをつけた。