恋の寿命

恋の寿命

日記

9/12

▽DREAM BOYSを見に行ってきました。

チケットを持っていたのは夜公演だったけれど夜行バスでその日の朝には到着していたので昼の時間に先にグッズだけ買いに行った。初めての帝国劇場にそわそわしながら列に並ぶ。着いたのは販売開始の10分前とかだったけれど平日の昼間だからかあまり人はいなくて列のだいぶ前の方だった。買うものは事前に決めていたはずなのに直前になってやっぱりあれも買っておこうかな…と迷い始めるのは毎度のこと。気づいたら、HiHi Jetsのクリアファイルも追加で購入していた。受け取ったパンフレットの重量感に驚きながら帝劇を後に。

その後、すぐ近くの帝国ホテルプラザ一階、香取慎吾さんプロデュースのブランド「ヤンチェオンテンバール」の店へ向かった。ここはオープン時からずっと行きたかった場所なのでちょうどいい機会になった。整理券配布は無かったものの店内は多くのお客さんで賑わっていた。服やカバンは高価で買えないけれど見て楽しむだけでも、と一通りチェック。それだけでわくわく楽しい。大好きなアイドルが立ち上げたブランドの店に行けるなんてそんな幸せなことがある? その後お目当だったハンドクリームとまつげ美容液を見た。迷いに迷ってまつげ美容液を購入。これで私のまつげも綺麗に伸びてほしいものですね。とにかくあの場所がとても好きな空間だったのでずーっとでもいたい気分だったがそんなわけにもいかず、後ろ髪を引かれる思いで店を去った。

17時30分。ふたたび私は帝劇にいる。入口もロビーもすごい人。いかに自分が小規模な舞台の観劇経験しかなかったかを思い知る。入ってすぐのBOXにファンレターを預け入れ奥へ。そういえば、裸の少年から贈られていたローラーのお花の写真を撮ろうと思ってそのまますっかり忘れていた。ショック…。会場内に入ると、思った以上にそこが小さいことに驚いた。私は2階席だったのでそれなりの距離感があるものと思っていたけれど、想像していたよりはずっとステージが近い。見やすい。ああよかった。事前にフォロワーさんからのアドバイスを元に購入した双眼鏡を覗けば完璧だ。

舞台の感想は…とにかく凄かった。HiHi Jetsは思っていたよりもずっと大事な役を任されていた。とくに優斗くん。もはや主人公のようだった。それは単に優斗くんの出番が多かったからだけではない。優斗くんの佇まいが、優斗くんの放つ空気が、優斗くんにみんなが向ける目が、優斗くんの主人公らしさを物語っているようだった。もちろんドリボのストーリーにおける主人公は玉森さんだ。キスマイの3人に比べたら、HiHiJetsは5人ともまだまだ“未完”である。特にお芝居においては、滑舌、声の張り方、間の取り方、表情での演技…などもっと良くなると思うところもある。だけど完璧ではないからこそ、そのざらつき感、粗削り感から彼らが道半ばにいるのだと思い知らされ、その様子はやっぱり青春物語の主人公であったのだ。

優斗くん。HiHi Jetsのなかで一人断トツに出番が多く、歌の見せ場もあり、セリフも多い。HiHiの4人をバックにして歌う場面もある。これまで先輩方が繋げてきた伝統のある舞台で、彼に向けられた大人たちからの期待や信頼、そして客席の目からのプレッシャーは如何程のものだろう。らじらーで優斗くんは「良い感じに責任を感じている」と話した。大人だなと思った。主人公には周りにごちゃごちゃと雑音を立てる人が出てくるのは付きものだ。私は、好きな子を、優斗くんを悪く言う人なんていなけりゃ良いと思うけれど、それも主人公の宿命になってしまうのだろうか。優斗くんのソロで始まるDREAM BOYSだ。そんなものに屈せずに、前だけを向いていてほしい。

瑞稀くん。瑞稀くんはどこにいても、どこに立っても、そこをセンターにしてしまう。自分のキャラクターは他の4人と比べて分かりやすい特徴がないから難しいと話していたけれど、瑞稀くんの声色や話し方で、瑞稀くんが演じたその子がどんな子なのか、よく伝わってきたよ。

涼くん。ごめんなさい、今回は涼くんをほとんど見ることができなかった。作間くんにずっと焦点を当てていたから、作間くんとほぼ同じ出番だった涼くんには目を向けられなかった。自分の視界の狭さか恨めしい。目が足りない。

猪狩くん。HiHi Jetsが分裂してしまう時の喧嘩の煽り方が天才的にうまいと思った。普段誰よりもグループを大切にしてくれている猪狩くんが、いつまでもここにいるわけにはいかないんだよと離れようとするのは、お芝居と思いつつも心が痛かった。宮田さんとのアドリブのシーン。笑いが取れていてほっとしました。宮田さんに「宣伝しても良いの?」と聞かれて「どうぞぉ」と答える猪狩くん、とってもキュートだった。

そして作間くん。私は今日、作間くんばかりを見ていたよ。はしみずコントで、ロボットで出てくるシーンがあまりに可愛くて一番にそこを思い出してしまうけれど、お芝居も上手でした。たぶん、ファンの贔屓目を抜きにしても。自分のセリフがないシーン、他の誰かにスポットライトが当たっているシーンでも、リュウトとして心配そうな顔をしたり、驚いた顔をしたり、表情だけでなく身体全体も使ってよく動き、当たり前のことだけどスイッチが切れる瞬間なんてものはなく、舞台に立つ人の顔をしていた。そして何より、ダンスとアクロバットがはちゃめちゃにかっこよかったよ〜〜。えーーーん、かっこいい〜〜!作間くんのことを考えるとすぐこういうテンションになる。これがめろるということ…? 作間くんに限らず、HiHiが思った以上に歌を歌う場面が多かったことに驚き、それぞれソロパートもたくさんもらっていたことに喜んだ。

HiHi Jetsが出てくるたびに、心のなかで「HiHi Jets、超かっこいいよ!」と叫んだし、HiHi Jetsを好きになってこの舞台を観に来れて良かったと思った。何度も言うけど、間に合って良かった。今のHiHi Jetsを見ることができて良かった。これに尽きる。

帝劇の柱に大きく写った5人の写真。チラシやホームページに並ぶHiHi Jetsという文字。金色の煌びやかな衣装で5人横一列でフライングする姿。エンディングで1人ずつ名前を呼ばれ、HiHi Jetsと呼ばれ、くるっとターンしてお辞儀をする堂々としたお顔立ち。

忘れたくない。忘れないよ。

HiHi Jets、改めてDREAM BOYSへの出演おめでとうございます。千穐楽まで全員が怪我なく健康で走り抜けますように。最終日には、今より一回り大きくなったHiHi Jetsがいることを期待しています。