恋の寿命

恋の寿命

日記

10→11の記憶

1年とは早いもので、気づけば明日は9月6日、すなわち菅田くんのデビュー日だ。菅田くんのデビュー作「仮面ライダーW」の1話が放送されてから、11年が経つ。

2019年の9月6日はデビュー10周年の特別な日だった。菅田くんはその日にライブツアーのオーラスを迎え、わたしは1年前そのライブに参加した。ツアーが決まった時点で、この日は絶対に行きたいと思っていたくらい、10周年のデビュー日をお祝いできることが本当にうれしくて、わたしはその日、心から楽しい最高の1日を過ごした。

…にもかかわらず、去年のこの時期、わたしは作間くんのことでそれどころではなくなっていた。そのため、あの時の楽しかった記憶がこの日記に何も残されていない。そのことを今さらすごく寂しく感じていて、何なら少し悔いている。1年前の自分にそんな余裕がなかったことは日記を読み返せば一目瞭然なのだけど、でも今、菅田くんをめちゃくちゃ遠い存在に感じるからこそ、菅田くんと共有できたあの空間の興奮を鮮度が高いうちに残しておくべきだったなと思ってしまう。

もともとわたしにとって菅田くんは、お芝居を見て好きになった、テレビやスクリーンの中の人なので「現場がないと耐えられない…」みたいな感じではないし、全然在宅でも楽しくファンを続けている。だけど、今までは無理に日程を合わせようとしなくても、なんだかんだ3か月に1回くらいの頻度で菅田くんに会えていたから、それがなくなると、どうしてもものすごく遠い人のように感じる。それが寂しい。若きスターを目の前で拝むことができていた今までが普通じゃなかったのかな。

最後にわたしが菅田くんを見たのは昨年11月の舞台だ。

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それっきり菅田くんを見ていない。ほんとは、12月にも同じ舞台のチケットを取っていたり、2月に映画のエキストラがあった(しかも菅田くんの誕生日にもロケがあった!)り、菅田くんの姿を確認する機会は何度もあった。でも、ゼミが鬼忙しくてとても抜けられる状態じゃなくなり当日になって舞台のチケットを譲りに出すことになったり、就活があるのに深夜まで続くエキストラ撮影に行っている場合ではないと諦めたりして、それらを見送ってきた。今までも生で見られる機会に対してはそこまで執着がなく、タイミングが合えば行くくらいの感じだったから、その時のわたしとしてはいつも通りにしていただけなのだが、今となってはそれがすごく貴重だったのだなと痛感する。もちろん、ゼミを放り出して舞台を観劇したり、就活中にエキストラに行ったりしたかったわけではないのだけど。

何度目かの「菅田将暉は本当に存在するのか…?」という感情を抱いている今、なおさら、1年前の大事な大事な記憶をなぜ文章に残しておかなかったんだと悔いてしまうのです。。

ということで、ここからは1年前の覚え書き。全て忘れてしまう前に、今覚えていることだけでも書いておこうと思う。

 

ライブの会場はZepp DiverCityだった。

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その前のツアーがクアトロ(わたしが参加したのは追加公演だったのでWWWX)だったことを思うと、まあそれなりにキャパは増えたのだけど、それでもかなりの高倍率だった。応募総数20万人、倍率は18倍だったとか。わたし、何の枠で当たったんだっけな…?肝心のチケットをどこで取ったのかは全然覚えていないけれど、日程が9月の平日だったことや、東京・大阪・名古屋・福岡の4都市を回るツアーの中で唯一2日間あったことなどが影響したのか、とにかくなんとか最終日9月6日のチケットを確保した。相変わらず菅田くんファンの友人はいないので1人で行く。1人が慣れてくるとその方が楽にさえなってくるから良いんだけど。

ライブ自体は夜からだけれど、グッズの販売は14時開始だったので早めに会場に着く必要があると思った。前回のツアーの際にグッズの在庫が全然足りておらず、販売開始の2時間前には到着したのに地獄を見たので(前回はチケットを持っていない人も並ぶことができたため、運営の予想を大幅に上回る人が来たのだと推測する)、夜行バスで東京に着いて、近場で化粧を済ませると、すぐに会場へ向かった。

お台場ほんと遠いな、、と文句をたれながらグッズ列に合流したのが9時半。まだまだ残暑がひどい…というか全然真夏なんですが?みたいな暑さの中で、日傘を差して座り込み、うつらうつらしながら待つこと数時間。こんなに強く日差しが照り付ける中で何時間も外にいたら何もしなくても体力が消耗される。

しばらくしたら、列の先頭の方にいたファンの方たちから「アンコールのお願い」(オーラスかつデビュー日なので菅田くんにサプライズで歌を歌おうというもの)と塩分チャージのアメが回ってきたので、ありがたく頂いた。

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13時を過ぎた頃、ようやく警備員さんの指示で列が動き始め、列の頭の方にいたわたしはぎりぎり建物内へ移動できた。14時になると予定通り販売がスタートし、Zepp DiverCityのいつものグッズ売り場に入った。

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あらかじめ買うものは決めていたのでほとんど時間をかけることもなく購入する。迷ったのは隣のタワレコブースだ。今回のツアーで引っ提げている2ndアルバム「LOVE」を発売しており、1枚購入するごとに1回抽選会に参加できる。特典は、A賞が「直筆サイン入りフォト」(各会場3名)、B賞が「オリジナル『LOVE』Tシャツ」(各会場10名)、参加賞が「『LOVE』オリジナルステッカー」だった。もちろんアルバムはすでに家にあるけれど、迷った挙句、5枚を購入。すぐに隣のテーブルに移動し抽選を行ったが、残念ながらすべて外れてしまった。ステッカーを受け取り、仕方ないと言い聞かせながら、グッズとタワレコの袋を抱えて会場を出た。

その後、どうしても済ませなくてはならない用事がいくつかあったため(そのうちの一つは、ドリボのチケット交換の約束なのでオタクはどこまでもオタク)、一旦お台場を離れた。数時間後、用事を済ませ戻ったわたしは、すぐにトイレでツアーTシャツに着替え、サコッシュに財布、携帯、チケットなど必要なものだけ詰め込んで、大きなトートバックはロッカーに押し込んだ。時間に焦りながらZepp前の広場に戻ると、ちょうど入場が始まったところだった。

今回のライブでは、本人確認が徹底されていて、チケットと写真付き身分証明書の確認が必須だった。激レアチケットだからこそ、ここまでしっかり徹底してもらえることがありがたい。ちなみに、同行者がいる場合はチケットを申し込む時点で同行者の名前も記入する必要があった(一般販売は無かったかも?)。

 

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この日はわたしにとって久々のライブハウスだった上に、ライブが始まる前の用事で何度も走っていて始まる前から疲れていたので、体力が最後まで持つかあまり自信が無かった。チケットの番号的にも一番前のブロックに入るのは厳しそうだったので、それなら人に揉まれるよりも柵前か柵にもたれられる場所を選ぶのが得策だろうと考えていた。

中に入ると、1つ目のブロックは7割ほど、2つ目のブロックは3列目くらいまで埋まっていたので、3つ目のブロックの柵前を取った。もうひとつ後ろに行けば段差があるのでさらに視界は開けるけれど、そこまで下がるのはもったいなく感じた。

そこから30分弱、ひとりだったので話し相手もいないし、携帯の電波も悪いしで、昼間のグッズ列疲れも出たのか、柵を掴んだまま半分寝たような状態でうとうとしていた。周りが2階席を見上げ「綾野剛が来てる!!!」とざわざわしていたことは辛うじて覚えているけれど、わたしがその姿を確認することはなかった。

そうして立ったままほぼ寝ていたら、いつの間にか会場が暗くなり、空気が変わった。

手拍子と歓声の中、おそろいのTシャツを着たバンドメンバーと菅田くんが登場した。菅田くんは楽しそうに跳ねながら会場を見渡して朗らかに笑い、それが始まりの合図だったかのように、1曲目の「ソフトビニールフィギア」の演奏が始まった。メンバーとアイコンタクトを取りながら楽しそうな顔で「ジャンプ!ジャンプ!」と飛び跳ねる菅田くんを見た瞬間に、さっきまでの眠気も半日分の疲れも吹き飛んで、気づいたら一緒になって飛び跳ねていた。ライブハウスで好きな音楽に合わせて体を動かすのってなんでこんなに楽しいんだろう。1曲目が終わる頃には目の前にあった柵をさっさと潜り抜けてしまい、人の中に揉まれに行っていた。やっぱり前の方でぎゅうぎゅう詰めになりながら手を挙げる方がわたしは好きみたいだ。

2曲目はヒロアカの主題歌だった「ロングホープ・フィリア」。ここで「菅田くんめちゃくちゃ歌上手くなってるんだけど?!」と気づいた。最後に菅田くんの歌を生で聴いたのは5月のイベントの時なので、それから4ヶ月しか経っていないのだけど、明らかに変わっていて、1日だけのイベントと何公演もあるツアーでは準備も全然違うんだろうなとも思ったし、菅田くん自身の気持ち的な部分も大きいのだろうなとも感じた。

3曲目には石崎ひゅーいくんが作詞作曲をした「クローバー」、4曲目には菅田くんが作詞作曲をした「あいつとその子」を丁寧に、魂を込めて歌う。

5曲目の「りびんぐでっど」はドレスコーズの志磨さんが作った曲で、今回のアルバムの中でわたしがもっとも好きな曲だ。ステージ上の仲間の方を見ながら、そして会場を見ながら、感情をこめて歌う菅田くんは本物の表現者だなあと思う。歌に思いを乗せるのがうますぎる。

6曲目の「まちがいさがし」を歌う菅田くんの目からは涙がこぼれたように見えた。まちがいさがしを歌う前に菅田くんは話した。「米津玄師が『もしかしたら自分はまちがいの方に生まれたのかもしれない』という話をしたんですよね。それを聞いて、あんなに才能に恵まれ順風満帆に見える米津玄師でもそう思うことがあるのかってなんか涙っていうか、安心感とか勇気が出て…。人前に立ってどれだけ『成功』を体験しても、自分の側にいてくれたり、目を見て話したりする距離の人に何かあったら、自分も傷ついて気持ちがそちらに飲み込まれてしまう。でも、そういうのも含めて、まちがいでも正解でもどちらでも良いんだって導いてくれる歌を米津玄師が作ってくれた」。

菅田くんってそういう、心の一部をさらすようなことを言ってくれるというか、話を聞いているとそばにいる人に対してもそうだし、ファンに対しでも心を開けようとしてくれる人で、そういうところが本当に好きで、この人を信じたいなと思わせてくれる。音楽活動やラジオを始めたことに関しても、役とかじゃなくて自分の感情を外に出す場ができたことでバランスが取りやすくなったと話していて、人間関係において相手に自分を知ってもらうことをあきらめない姿勢が根底にあるのが憧れる。

7曲目にはあいみょんとのコラボ曲「キスだけで」を初めてひとりで歌唱。ステージに薄い幕を下ろし、そこに映像を映す演出がとても幻想的で綺麗だった。

その後、ラジオの放送作家・福田さんが書いたコントの映像を挟み、8曲目に菅田くんのデビュー曲でもある「見たこともない景色」。この曲が、歌手の名前が明かされないままauのCMとして流れたのがもう3年前だなんて驚いちゃうな。菅田くんがサビでマイクを客席に向けると大きな歌声が返ってきて、わたしも歌いながら泣きそうになった。

続く9曲目、黒猫チェルシー渡辺大知くんが書いた「風になってゆく」では、ギターのしみちゃんと動きを合わせる遊びをしながら歌っていたのが可愛かった。

10曲目の「いいんだよ、きっと」は作曲ひゅーいくん、作詞菅田くんの曲。渋谷で偶然見かけた男の子(歌詞の中にある「猫背のメガネくん」かな?)をモデルに勝手に妄想して書いたというこの歌、あったかくて本当に好き。夏が舞台になっているのもあって、この歌を聴くといつも、夏のべたっとまとわりつくような暑さと、冷房の効いた建物に入った時に体全体で感じる涼しさを思い出す。

11曲目の「つもる話」は同じく菅田くんの作詞で、こちらは冬の歌。そこから続く「7.1oz」「スプリンター」「TONE BENDER LOVE」はあっという間だった。めちゃくちゃ好きなんですよね、このあたりの曲。特に「TONE BENDER LOVE」は、菅田くんがライブをする時のバンド「KNEEKIDS」のメンバーと作った曲なのだけど、このバンドにぴったりのすごく楽しい曲で、菅田くんもバンドメンバーもお客さんもみんなが楽しそうで最高だった。サビの「I LOVE YOUと言って」を歌うのもめちゃくちゃ楽しみにしてきたので、すごく嬉しかった!

今度はギターをかき鳴らし、15曲目「ドラス」に突入する。「ドラス」も菅田くんが作詞作曲の曲で、3A撮影時に書いたものだという。わたしは歌詞の「このドラマに最終回なんてものは多分ないんだ 明日からも生きていく我々は 今日もマシンガンをぶっぱなしてやる」がとても好き。ライブもエネルギーと勢いにあふれていてすごく熱かった。

ドラスが終わり、「最後の曲になります」と言った菅田くんは、自分の隣に2本目のマイクスタンドを置いた。誰か来るのか…?とざわざわする会場。

「まだやれてない曲があるんですよね。一番最初に、自分が歌っているんだと世の中に知ってもらえた、カラオケとか色んなとこで一番歌ってもらっている曲」という菅田くんの紹介を聞き、「そんなん、さよならエレジー一択じゃん!?まさか、ひゅーいくん来るの?!」と興奮するわたし。しかし、菅田くんの口から続いた言葉は「さよならエレジーという曲ですね。石崎ひゅーいくんと一緒に作り、そしてある男が主演を張ると…」というものだった。

……え?

「そのある男とはもう長い付き合いでして」と言葉を続ける菅田くん。

え?!?!?!?!?!

菅田くんはいたずらっ子のような顔で笑う。「いやでもまさか、ねえ?来ない来ない。山﨑賢人なんて来ない来ない来ない」

うええええ?!?!?!?!

「登場していただきましょう、山﨑賢人~!!!」

えええええええ!!!!!!!!!

この時のわたし、今までの人生の中でもっともアホみたいな面をしていたと思う。だって、そんな、まさか……。そんな夢みたいなことあっても良いの?

わたしが菅田くんのファンになったきっかけは「35歳の高校生」というドラマで見た菅田くんのお芝居と、当時の菅田くんのブログ(今はもう消されている)だった。このドラマで菅田くんと賢人くんは共演していて、菅田くんのブログにはたびたび賢人くんとのツーショットがアップされていた。役では何の接点もない(どころか、終盤には対立している)2人がめちゃくちゃ仲良さそうな写真をたくさん載せていることに、中学生だったわたしは衝撃を受けたのだった。それ以降、わたしはこのコンビが大好きだったのだけど、2人ともこんなにも売れっ子になってしまった今、もうこの2ショットは期待しちゃいけないと思い、気持ちに蓋をしていたから…えーーこんなの泣いてしまう。死ぬ前に見る夢?

大歓声の中、賢人くんが登場し、2人はハグをした。2人とも顔つきはすっかり大人になっているのに、顔を見合わせて笑う姿はすごく無邪気でかわいくて、胸が熱くなった。

菅田くんが「そういえば、明日は賢人の誕生日なんだよね」と言ってくれたおかげで、みんなでハッピーバースデーを歌えたことも幸せだった。すごい瞬間に立ち会ってしまった。ああ、他の誰でもない賢人くんだからこんなにうれしいんだよ。

わたしの記憶だと、2015年くらいまではインタビュー(仲の良い芸能人は?とか)でお互いの名前が出ることも多かったけれど(2人が仲が良いということから雑誌の表紙巻頭企画が生まれたりしていたくらい)、だんだん名前を聞くことが少なくなっていった。忙しくて予定が合わないのもあったと思う。それで、2015年あたりだっただろうか、菅田くんが「久しぶりに賢人と会って、2人で音楽スタジオに行って俺がギターを弾いて賢人が歌ったんですけど、その時間があまりに楽しくて、1時間の予定が2時間に延長して、音楽スタジオなら一生いられると思いました(笑)」と雑誌のインタビューで話していて、表で2人の話が出ることも減っていたので、まだプライベートでも遊ぶくらい仲良いんだと勝手にうれしくなっていたことがあった。その時の話などもステージでしてくれて、このまま死んでも悔いはないと本気で思った。。

賢人くんの「準備はいいですか?!…さよならエレジー」で夢の共演が始まった。わたしは、このステージを絶対に忘れまいと目と耳に焼き付けるのに必死だった。歌割りも天才で、1番ABメロ賢人くん→1番サビ、主メロ賢人くん/ハモ菅田くん→2番ABメロ菅田くん→2番サビ、主メロ菅田くん/ハモ賢人くんだった。2人で何度も顔を見合わせたり、肩を組んだりしながら歌ったさよエレは本当にすばらしくて、こんなに特別な時間は他に無いと思った。

菅田くんは1年ほど前から「この日、スケジュール空けといてくれない?」と言っていたらしい。この10周年の特別な日に呼ぶ相手が賢人くんだったという事実が本当にうれしかった。

ライブはここで本編が終了し、菅田くんは賢人くんとともにお辞儀をして捌けた。会場では、予定通り(?)アンコールの手拍子の代わりに菅田くんの曲「ゆらゆら」を歌い、菅田くんを待った。

再びステージに姿を現した菅田くんは、ちょっと驚いたようなうれしそうな顔をしていて、一緒に「ゆらゆら」を歌ってくれた。そして、にこりと笑って、アコギを抱え、ステージ中央のイスに座り、10周年について話した。菅田くんって意外と話をするのがあまりうまくなくて、起承転結をつけるのが下手で(自分のことは全力で棚上げした発言です、ごめんなさい)、この時もそうなっちゃっていたんだけど、なんかその思うままに話している感じが好きなんだよなあと思った。雑誌のインタビューではプロによってそれが良い感じにまとめられているから、生で菅田くんの言葉をそのまま聞ける機会があることはとてもありがたい。

アンコール1曲目は弾き語りで「ベイビィ」を歌い、最後の最後にバンドメンバーの紹介をし(もう終わるのに笑)、みんなでMCをした。ここで越智くんがうっかり菅田くんのことを本名で呼んでしまい、ものすごく焦る場面があり、おろおろしている越智くんには悪いと思いながらも、その焦りっぷりがめちゃくちゃおもしろかった。

アンコール2曲目は「ゆらゆら」。先ほどもみんなで歌ったように、ら~らら~の部分で声を合わせるのが楽しくて、その声を聴く菅田くんの表情もとても良かった。

この日最後の曲は「ピンクのアフロにカザールかけて」。菅田くんが作詞、忘れらんねえよの柴田さんが作曲したこの曲は、最っっ高に楽しくて、最高の1日の締めくくりにぴったりの曲だ。ここで残る体力を全部使いきるみたいに、手を振って、跳んで、はしゃいで、音楽を楽しんだ。汗をかきながら、笑いながら、歌を聴き、ステージを見つめる時間がわたしはやっぱり大好きで、ずっとライブハウスでライブしてほしいと願わずにはいられなかった。歌い終えた菅田くんは最後に「これからもよろしく」と挨拶をして、ステージを後にした。へへ、これからもよろしくされた。こちらこそ、これからもファンでいさせてくださいね。

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ふわふわした気持ちのまま会場を出てから、入場の時には視界にも入っていなかった大量のフラスタに気づき、ひとつずつ写真に撮った。これまでお世話になった俳優さんや、アーティストの皆さん、企業やテレビ番組など、そうそうたる名前が並んでいて、ものすごく豪華だった。

ようやくすべてを撮り終えて、グッズ売り場に出ると、まだCD抽選会を行っていた。スタッフさんが「A賞まだ残っています~!」と言うのが聞こえて、財布の中を見たら、千円札が5枚だけ残っていた。CDは1枚3200円。よし、1枚なら買える。すごく楽しかった今日の記念に…と、1枚だけ買い足すことにした。そうしたら、なんとその1枚でA賞が当たってしまったのです。まじかよ。

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こんなに大きな菅田くんのサイン、初めて手にした…。どうせなら日付も欲しかった、なんて欲深いことを言ったらばちが当たるかな。ありがとうございます、一生大切にします。

さらに浮かれた気分で外へ出ると、今度はライブを見に来ていた、菅田くんの親友でお馴染み(?)の太賀くんに会った。数人ファンが集まっていて握手をしてもらっていたので、ちゃっかりそこへ混じってわたしも握手してもらった。浮かれたわたしはそうしてようやく帰路についた。

 

これがわたしの1年前の楽しかった記憶。もう1年経つんだな。次に菅田くんに会えるのはいつになるんだろう。菅田くんって本当に存在するのかな。

またいつかあの素敵な空間を共にできる日が来ますように、心の底から願っています。

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