恋の寿命

恋の寿命

日記

パフェ

メモ程度だけど色々思ったことを忘れないうちに。

 

5月20日豊洲PITで開催されたパーフェクトワールドのイベントに行ってきました。

この日のドレスコードがサクラ色のもの(ワンポイントでもOK)だったのでピンクを身につけている人が多く、そして同じくらい菅田くんの牛乳タオルを持っている人が多かった。中には菅田くんのTシャツを着ている人も。周りから聞こえてくる話から察するにも、どうやら菅田くんのファンが多いらしい。あれ、これ菅田くんのファンイベだった?と錯覚する空気感。

外は曇り空で雨が今にも降りそうな空模様だったけれど、入場まで何とか耐えて、整理番号順に何とか中へ。この規模のオールスタンディングに行ったの久しぶりだったなぁ。

持っていたチケットは前からおよそ三分の一くらいの番号で、入った時点ではまだ前方も空いていたけれど、ドラマイベントの今回はトークがメインになるだろうと思い人に埋もれたくなかったのと、イベント時間が2時間半を予定していてその間ずっと立ちっぱなしは疲れてしまうかもと心配だったので(何もせずその場に立ちっぱなしなのが一番辛くない?)、段差がついて少し高くなっている後方の最前柵前の位置をゲット。距離はあるけれど、視界は開けていてとても見やすい。ちなみに普通に音楽のライブで行く時はできるだけ前に行きたいと思う派なので、私にしては珍しい位置。

足元に荷物を置き、持っていた双眼鏡を首にかけて準備完了。この双眼鏡は前日のハイハイクリエ用に鞄に入れたままだったもの。クリエで使おうとしたところ会場が狭すぎて使わなかった(使えなかった)が、ここではちょうど良い。

そうこうしているうちに、進行役の関テレアナウンサーが登場し、イベントが開始した。まずはドラマキャストの登壇。生で見るのは初めての方ばかりだった。主演の松坂桃李くんが「菅田の登場はもう少し先だから待っててねー」と何度も言うので、そんなこと言わなくてもいいのに、と思った。確かにイベントが始まる前、本日の登壇者を紹介するVTRで一人ずつ名前と写真が映し出された時、歓声が一際大きかったのが菅田くんだったけれど(私はその反応の大きさに名前と写真だけでそんなに盛り上がる?と笑ってしまった)、桃李くんが何度か繰り返したその発言は桃李くん等ドラマキャストに会いにきたファンに失礼なのでは…?と感じた。私だったら、自分の好きな人にそんなことを言われたら寂しい。あなたを好きな人もたくさんいるのに…って。ごめんなさい、それが彼の優しさなのは分かっています。

スペシャルナイトと銘打ったイベントでは、ドラマキャストの挨拶、質問コーナー、恋愛力診断(とは?)などが続く。前半のトークは普通に楽しくて菅田くんも仲間に入れてほしいなと思った。

そして「いよいよ!」「お待たせしました!」と煽りに煽られ、菅田くんのスペシャルライブのコーナーへ。ここでまた会場が、うお〜〜!!と盛り上がり、菅田くんってそんなに人気者だったのか…と実感する。ドラマキャストやアナウンサーがはけて、ステージのセットチェンジに取り掛かるスタッフが暗闇の中を何度も行き来している。うーん、おそらく、ニーキッズのメンバーなのだろうけれど…と思いながら、楽器を合わせている人たちを双眼鏡で覗きこむも、人の顔は認識できず。まだ暗いままのステージを一生懸命見ようとする私は変な人に見られていたかもしれない。セットチェンジの間の待ち時間が一番緊張していた。よく考えれば、菅田くんのライブに行くのはものすごく久々のことだった。そわそわしながら待っていると、ステージ上で鳴っていたギターの音がさよならエレジーのワンフレーズをなぞった。え?!?!今日はドラマのイベントだからまちがいさがししか歌わないのだと思っていたのに、まさか…?!周りの人達はそのメロディに沸いた様子はない。左隣は松坂桃李さんのファンで、右隣は今日は登壇しなかった池岡亮介さんのオタクなのだから当然だ。(盗み聞き)あーー、やっぱり誰かと来たら良かった。相手が分かってくれても、分かってくれなくても、この戸惑いや期待を誰かに聞いてもらいたい。そう思うのと同時に、こんなに菅田くんの名前で盛り上がる会場なのに、このさよエレにはあまり反応がない様子から、ここにいる大部分はライトなファンなのだろうなぁと思った。まあ今回はチケット取りやすかったしね。

まずニーキッズのメンバーが出てきて、その後Tシャツの上からジャケットを羽織った菅田くんがステージ中央へ。髪は茶髪でふわっとセンター分け。相変わらず真っ白の肌。一曲目は予想通りさよならエレジーだった。日テレドラマの主題歌なのに笑。正直、さよエレは全然音がとれていなかったと思う。心配になってしまうくらい緊張しているのが伝わってきた。そりゃあ、先輩の主演ドラマの主題歌で、初披露で、客席からこんなに期待の目を向けられれば……。今日はお芝居ではなく歌だから。それでも菅田くんは丁寧に力強く歌いきった。初めてのMステを見ている時も思ったけれど、菅田くんの歌のかっこいいところってこういうところだよなぁと嬉しい。たぶん自分でも、あ、ヤバイと思ったはずだけど、少なくとも歌の最中は一瞬も心を折らさないし、だからそれをガムシャラさで隠すようなパフォーマンスもしない。ただ丁寧に熱唱する。一曲歌って、菅田くんはジャケットを脱ぎ、水を飲んだ。少しだけ話してから、二曲目へ。二曲目は未発表の新曲。菅田くんの好きそうな歌だなと思った。やっぱり菅田くんはライブハウスで歌いたい人だよね。ナマモノであるライブでさらに生きる曲だった。3Aの撮影中に作られたというこの曲の歌詞は菅田くんの叫びが詰まっているようだった。ほかのどの曲よりも言葉に重きを置いているような、伝えることを意識しているような。そして、三曲目はまちがいさがし。歌う前に曲の思いを語る菅田くん。作詞作曲を担当した米津さんが話していたこと。自分はまちがいさがしで言うまちがいの方にいるのかもしれないけれど、でもまちがい側に生まれた自分だったから今の素敵な出逢いがあるのだ、と聴く人ひとりひとりを肯定してくれるメッセージ。正直なところ今の私はそんな風に思えるほど自分の人生に自信はないというのが本音だけど、米津さんの言うように生きていくことができれば素敵だなと思うし、そう思える未来があるのなら頑張ってみようと思える。ステージ上でまぶしいほどの光に包まれて歌う菅田くんは本当にかっこよかった。

歌唱後はドラマキャストと混じって菅田くんもトーク。ここの自由な絡みやトークの運びが本当にうまくて感動した。。菅田くん、見るたびにトークがうまくなってる。振られたことに真摯に答えるところから始まり、人のトークに積極的に相槌を打つようになり、自分から話の輪に入っていくようになり、そしてここでは菅田くんがトークの中心にいた。すごい。特にラジオで何度も聴いた桃李くんとの掛け合いは安定した楽しい絡みだった。他のキャストの皆さんにもまんべんなく話しかけていく菅田くん。立ち位置が桃李くんと瀬戸くんの間だったのだけど、ドラマに全く関係のない菅田くんの主演作の告知をする桃李くんに蹴りを入れていたのがかわいくて笑った。人前で歌いたくない桃李くん(キセキの時のインタビュー参照)に「もしまたイベントをするならその時は桃李くんに歌ってもらおう、川名さん(山本美月さん)には横で見てもらって」「なんでこっちには優しいんだよ」「当たり前だろバカか!」のやり取りも楽しい。菅田くんと桃李くん、王様とボクやキセキでも共演経験はあったのに、その後のラジオの方をきっかけにぐんと距離が縮まった感ある。

トークとひとりずつの挨拶をして最後に客席をバックにスチール撮影と動画撮影。アナウンサーの方が「後ろの方の方もう少し盛り上がってください~!笑顔で~!」と声をかけたところ、速攻で菅田くんがゆっくりはっきり大きい声で「まつさか とう?」と呼びかけ客席が「り~~!!!」と答え、一瞬で会場が笑顔で一体になったの本当にすごかったな。私この人のファンなんです!へへへ、誇らしい気持ち。

 

イベント終了後に待ち合わせをしていたフォロワーさんと会いいろんな話をした。そこでその方が「変な意味じゃないんだけど」と前置きしてから「こんなに菅田くんが売れるとは思わなかった」と言ったのだけど、それが私は妙に嬉しくて。その時は感覚的に嬉しいと思っただけだったのだけど、家に帰ってから何が嬉しかったのだろうと考えてみた。きっと私は、何者でもなかった菅田くんのことを知っていて、世間のイメージとかを抜きにして菅田くんを見てくれる人と話せたことが嬉しかったのだと思う。先に断っておくと、私は自分の応援している人たちには、売れてほしいし、人気者になってほしいと願っている。だから菅田くんがこんなにも、世間から認知され業界から評価されていることは本当に嬉しい。お陰で、私が友人に「菅田くんが〜」と話しても、みんな俳優菅田将暉のことを知っている。数年前なら名前が通じなくて、話し始める前に彼の説明から入るのでそこでいちいち引っかかっていたのだから、菅田くんの売れ方はすごい。私の周りにはいつも菅田くんのファンがいないので、こうして私に付き合って話を聞いてくれる友人たちには本当に感謝している。しかし、知っているということはその人の中にはすでにその人なりの菅田くんのイメージがあり、また当たり前だがそれはほとんどの場合何となくテレビで見かけた時の印象やビジュアルから連想するもので、私がいくら菅田くんのことを話しても、ここに距離を感じてしまうのだ。私が見ている菅田くんと相手が見ている菅田くんが必ずしも一致する必要はない。だけど、きちんと見ようとしていないのによく知っているみたいな顔をされると寂しさを感じてしまう。本当はもっと菅田くんを知ろうとしてほしいし、もし菅田くん自身にはそこまで興味がなかったとしても菅田くんの作品には真剣に触れてほしい。単に目に入ってきた、というだけの見方ではなく頭を使って見て何かを感じてほしい。ただ、優しさで私に付き合って話を聞いてくれるだけの友人に対してそこまで求めるのは違うと思っているのでそれに関しては普段あまり意識することはない…というか気にしないようにしていた。しかし、フォロワーさんの一言で、自分が心の奥底では、本当は菅田くんのことをもっと話したいと思っていることに気づいたのだろう。うまく言葉にできないけれど、これまで色々な友達相手に菅田くんの話をしてきたけれど、本当に話したいことは話せていなかった、というのか。。菅田くんファンの友達を作れば絶対にもっと楽しい、と思った一日だった。

 

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