恋の寿命

恋の寿命

日記

12/24

▽12月24日夜、帝国劇場、Johnny's King&Prince Island。1幕の途中から作間くんがいなくなったらしい。今の段階ではわからないことだらけだし、明日になれば事態はまた色々変わるのだろうけれど、いや、変わるのだろう“から”、今考えていることは今日のうちに書いてしまおうと思う。

作間くん不在のレポが幕間に流れてきて、正直とても動揺した。事の大きさとか重大さがどれくらいのものなのかわからなくて大袈裟に受け止めすぎているのかもしれない、と思いながら泣いた。会場にいた人によれば、直前まで作間くんは特に不調の様子を見せていたわけでもなく、怪我をしたようでもなかったらしく、見えないところで何が起きているのかわからなくて不安だった。こわい。本来作間くんが言うはずだったセリフをHiHiの他のメンバーが代わりに務めていたと知り、その穴を埋めてくれていた4人の動揺などを想像して、さらに泣いた。とりあえずは、2幕からひょっこり戻ってくるかもしれないし、と自分に言い聞かせた。私には私の生活がある。私が泣いていたって仕方ない。でも、1時間後ツイッターを開くと、そこには「2幕3幕も作間くんは不在」という報告があった。結局2幕にも3幕にも作間くんはいなかった。不安で、心臓がバクバクして、ツイッターで作間くんの名前を検索したら、あまり騒ぎ立てるなというツイートが目に入り、ファンは悲しい怖い不安だと言うことさえもできないのか、と絶望的な気持ちで普段使いの鍵垢に逃げた。HiHiのファンがいない場所は時々とても息がしやすく、楽で、自由だ。

どうしてこんなにショックを受けているのかわからなくて、余計に戸惑う。どこかで作間くんに限ってそんなことあるわけないと思っていたのかな。ショックが大きい。自分はこんなに簡単に泣くようなタイプじゃなかったはずなのに。昨日、作間くんに泣くことを許されたような気分になってしまったせいだろうか(昨日の私のツイートを参照)。作間くんに何が起きているのか、作間くんは今しんどいのか、舞台を途中で降りたことを悔やんでいるのか、そんなこと考えられないくらいどこかを痛ませているのか、明日以降のことを相談しているのか。私は、うううっと唸るように泣きながらもどこかで、もし作間くんが明日以降も休むなら手元にあるこのチケットどうしようなんてことも考えていて、まるで被害者みたいなその思考に、自分がまた大嫌いになった。

時間が経つと、すごく心配する気持ちと同時に、これはジャニーズいわば身内の舞台だったから良かったけれど(良くはないけど)、もし外部のお仕事だったらどうなっていたんだろうと違う意味で少しこわくなった。いくらでも代わりのいる私でさえバイト先の課長に口うるさく「体調管理も仕事のうち」と言われているのに、作間くんには代わりなんていないんだよ。作間くんはまだ16の高校生で、ほぼ一年中ステージに立っていて、それ以外にもテレビや雑誌の仕事もあって、私なんかでは想像できないような忙しさなんだろうなと思うから、周りにいる大人はちゃんと見ていてほしい。

あと、この段階で、美談にするな。HiHiの穴はHiHiが埋める、昔のお返しだねって、それを言うのはもっと先で良いじゃない。今は、うるせー!としか思えない。代わりを務めてくれたってそれは作間くんではなく“代わり”でしかないんだから。ってそんなことはみんなわかっているのだけど…はあ。瑞稀くんも涼くんも優斗くんも猪狩くんも頑張って今日を乗り切ってくれてありがとう。心からのお疲れ様を。瑞稀くんが作間くんの衣装を着て出てきてくれたこと、それが正しいのかはわからないけれど、瑞稀くんが良かれと思って、それが最善だと思ってやってくれたなら、本当にありがとう。過去に瑞稀くんが体調を崩したことも、猪狩くんが怪我をしていたことも知ってはいたけれど、それがどんなに大きなことだったかなんて話に聞くだけではわからないのだな。私なんてまだ明日からどうなるのか知らない状態の今でさえ、もしもを想像して怖いのに。

そんなことを思いながら、今回わかったもうひとつのこと。それはしょせん他人事は他人事だなということ。たとえばだけど、病気で休養を発表した岩橋さんや松島くんのファンはあの時どんな思いだったのかなあ、と。私も驚きはしたけれど、そんな悲しみ、当人しかわかりっこない。有川浩の小説に「救急車で病院に担ぎ込まれるような重病人が近くにいても、自分が指を切ったことが一番辛くて痛い、それが人間だ。」とあったのを思い出していた。

作間くんが明日元気だといいな。だけど無理はしないで。しんどければゆっくり休んでほしい。責任を感じたり、後悔や反省をしたりするかもしれないけれど、そんなのは元気になってからでいい。