恋の寿命

恋の寿命

日記

8/8

▽毎日いろんなことが起きすぎていて全然感情が追いつかないな。自分の気持ちにすら自信がもてない。でもこの日記を書き始めた時から言っていることだけど、ひとの気持ちは日々変わってゆくものであり私は私の今の気持ちを大事にしたいから何が正解なのか分からないままだけどとにかく書く、文字に残す。これは私の話だから全く違う風に思うひとだって当然いるだろうし、逆にツイッターで回ってきたマジョリティ側の意見に対して私はそうは思わないなとか、私は私の好きなように受け取りたいとか思ったりするから、そのことは忘れずにお互い否定せずにいたい。

2019年8月8日。19年ぶりに東京ドームでジャニーズJr.単独ドームコンサートが開催された。個人的には初めてのドームで会場に入るだけで緊張し、あまりの広さに客席に着いてもアイドルが出てくるまで距離感がよく掴めなかった。ハイハイはもうバック仕事をしないし、まさかジャニーズJr.を好きになってドームに来ることになるなんて思わなかったな。たぶん始まる前の私は東京ドームという単語だけでわくわくしちゃうような浮かれた気分でいた。きっと何かしらの発表はされるのだろうけれどなんとなくそれにハイには関係ないだろうなと思っていて(ただのカン)、今日はとにかくドームに立つハイハイ、長い花道をローラーで滑り抜けるハイハイを見られればそれで十分だという気持ちだった。だから、コンサートが始まってトップバッターで大きな階段を降りてきた5人を見たら、馬鹿みたいにテンションが上がり、普段数百人数千人の会場でしか見ないハイハイが5万人を沸かせている…!とすごく興奮した。センステからメンステまでの花道をローラーで先頭を切って走る姿があまりにかっこよくて!!!おいシャンを歌ったら会場に爽やかな夏の風が吹いて、メンステにいる11人は妖精ちゃんみたいだった。双眼鏡で覗きつつ、作間くんのソロパートの時はスクリーンを見るようにして不慣れながらがんばった。おいシャンが終わってしまうと、そこからはしばらく兄組の歌が続く。知らない曲だらけで多少予習してきたら良かったな〜と少しだけ後悔。腹筋太鼓の前にはイエゴ。一年前の夏からずーーっとやってい気がするけどどれだけイエゴ推しなのよ。今年のサマステでも、EDMにダンスとローラーと和太鼓を組み合わせるという発想はどう考えても普通じゃないよなあと改めて恐怖を感じていたところ…笑。作間くんはバチをくるっと投げるのがカメラに抜かれて嬉しかった!かっこいい!あと、ツイッターにも書いたんだけど、ここでローラー靴を履いたままステージから階段を降りて捌けるハイハイがみんなわたわたして赤ちゃんみたいでかわいかったの…!特別ライトが当たるわけでもない外周で、ぴょんぴょん飛び跳ねながら両手を上げて煽ったり、客席に手を振ったりする様子をみられたのも、いかにもジャニーズJr.っぽいハイハイ…というか作間くんって感じでなかなか見られるものでもないから楽しかったな。ほんと色んな作間くんをみた。そんな風にただ楽しかった前半。いやこの時点で明らか兄組の曲数が多いのはずるい羨ましいと感じていたけど、会場の盛り上がりからして妥当っていうか、仕方ないのかなあって。MCという名の宣伝コーナーでは、ハイからのweb連載開始のお知らせめちゃくちゃ嬉しかった!待望すぎる!(この話はまた改めてする)ドームでもいつもと変わらず話す優斗くんにとっても安心して、超頼りになるなとか、作間くんの顔可愛いなとか思っていたら秒でハイの時間が終わった。で、ここからがすごかった……。

正直なところ、各グループからの発表内容は話の規模が大きすぎてよく分からなかった。全国ツアーいいなあとかMVいいなあとか思ったけど、所詮は他人事で自分には関係がないからパチパチ拍手をしながら心は無って感じで。スノストの同時CDデビュー決定もやけに冷静になっている自分がいた。いや冷静というよりは実感がなくてうまく反応できないというべきか。最近のジュニアは仕事の幅がとても広がっているから、デビューする意義については“CDを出せる”ことくらいしかないのかもしれないと感じているのだけど、他ユニのCDが発売されてもされなくても(冷たいようだけど)それを買わない私には関係がないから、スノストのデビューって私にとって何だろう?って。私は他ユニに対して茶の間レベルにも達していないし、ハイの現場に通うだけの自分にはこの2組のデビューは何の変化ももたらさないような気がして。ああ、残りの2019年も去年と同じように過ごすんだなあって。他ユニのデビューが決まるということはすなわち自担のデビューの機会が遠ざかるということかもしれなくて、そうなるとこちらにもめちゃくちゃ影響のある話になるし、だから他担が悲しんだり泣いたりしていたのだけど、私はそこまで頭が働かないの。自分の応援しているグループが、滝沢さんが社長を務める会社のタレントの一員であり、ジャニーズ事務所に所属していることも分かっているはずなのに、普段他のグループの情報を完全に遮断して生きているからスノストがデビューしますって言われても、とても遠いところで起きた話みたいで、山の向こう側で花火が上がっている音がするな〜と思うくらいの感じ。…あーー、だからスノストだけオリジナルなのかカバーなのかもわからんけどこんなに何曲も歌い、ハイはびーとのおいシャンと腹筋太鼓の前座みたいな扱いのイエゴしか歌わせてもらえないのか…今日はスノストのためのコンサートだったんだ…と理解して、ショックというより呆然としたままFire stormを聴いた。はあ…なんで関係のない私がここにいるんだろう…と思いそうになり、いやいや私は今日ドームで歌うハイを見にきたんじゃん!と自分を励ましていたら一曲終わった。まあ今でもスノスト単独コンで発表した方がもっとハッピーな空間になったのにとは思っているけど。だってスノストも素直に喜ぶ顔をするというよりは覚悟を決めたみたいな、戦いに臨む前みたいな顔をしていたから。そっか…デビューするのか…へえー…。あの時、シンプルにおめでとうという言葉が出てこなかったのがありのままの自分の気持ちの表れだったと思う。悔しさも羨ましさも感じなかったけど、納得もしていなかった。その後、私がすっきりしなくてもハイはすでに受け入れてそこにいるのか…いや彼らはどう感じようとそれを受け入れてそこに立つしかないのか…と思いながら、スノストの真後ろで笑うでもなく険しい顔をするでもなく感情の読めない顔でFire beatを歌っている作間くんを見た。なんとなく、ハイは“ここから”って思っているのかもと思った。この5人なら偉大なる社長兼プロデューサーがいなくなっても観客の度肝をぬかすことがきっとできるし、それが彼らの「伝説のグループになる」ということだと思う。伝説になるというのは夢物語ではない。ここだけの話、サマステの挨拶で優斗くんから伝説と聞く時、すこし抽象的で漠然としているなと思ったのだけど、客の前では言葉にできない野望のアレコレや「デビュー」も含めて伝説になるということだったのかもしれない。当たり前だけど、彼らは彼らの考えていること全てを私たちに話せるわけではなくて、そういった中で「伝説のグループになる」という言葉を使ってハイの夢を共有してくれるのはめちゃくちゃ有難いな、大好きだなと思えるようになった。

すっきりしないことは色々あっても最終的に前向きにハイハイに着いていくしか…!と思えたのは、HiHi JetsHiHi Jetsのおかげだった。きっとほとんどのJr.担にとっても聴き慣れたイントロ。優斗くんの大声での煽りがあまりに頼もしくて嬉しくて、今までで一番大きな声が出た。会場中が声を出していた。きっとあの場でハイハイの名前を呼ぶことだけがあの時ハイハイ担がハイハイにできることであり、先輩のデビュー発表がされた直後でヤバイ空気だった会場のボルテージを上げまくり、自分たちの名前を呼ばせ、たった一曲でぐんぐん自分たちの流れに持っていく強さを持った、大好きな彼らに答えたかった。きっと伝説になれるよって言いたくて、ちょっとでも彼らの応援になったら良いなと思って、ハイハイの名前を叫んでいたら、さっきまでのモヤモヤが嘘みたいに消えて心から楽しくなっちゃったのです。馬鹿みたい馬鹿みたい馬鹿みたい。信じるべきはハイハイジェッツのみだった。デビュー発表とHiHi Jets(曲)の順番が前後逆じゃなくて良かったな。全部を流してくれるHiHi Jetsのパフォーマンスが後で助かった。おかげでその後のコラボコーナーも全員で歌う歌も楽しめたし、最後に楽しかった!で終わることができた気がする。ドーム中の視線を浴びて大技を成功させた作間くんかっこよすぎ!跳ぶ前のキョロキョロした顔は小芝居なのかとおもったけど違うのかな…?ダッシュする瞬間はスイッチ入ったみたいにキリッとして頼もしさがすごかった…。終わりに猪狩くんがかけてくれた言葉たちがどれも本当に嬉しくて大好きだなと胸いっぱいになり、絶対またここにハイハイジェッツと戻ってこようと心に誓った。